9月

9月2日(防災メニュー)

麦ごはん

すいとん

いわしのカリカリ揚げ

牛乳

 

【栄養教諭から】

毎年9月1日は「防災の日」です。なぜ、9月1日が防災の日と呼ばれるか知っていますか?

1923年9月1日 今から101年前に「関東大震災」がありました。10万人以上の方が行方不明になったり、亡くなられました。台風や地震があった時の心構えをする日です。

今日の給食は、炊き出しメニューでもある「すいとんじる」を出しました。「すいとん」とは、小麦粉と水をこねて、団子ぐらいの大きさにして、汁で煮たものです。体を作る材料になる鶏肉、体の調子をよくするにんじん、小松菜、エネルギーになる小麦粉が入った栄養バランスの良いメニューです。

地震や津波、台風、豪雨など、いつ起こるかわかりません。災害が起きた時の食べ物や飲み物の蓄えはあるかなど、おうちの人と話してみましょう。

 

9月3日

子供パン

ほきのカポナータソース

ABCスープ

牛乳

【栄養教諭から】

「カポナータ」とは、ナスをオリーブオイルで揚げ、野菜を炒めたものと合わせ、白ワイン、砂糖などを加えて煮込んだイタリア料理です。給食では、魚の「ほき」を油で揚げて、オリーブオイルで野菜を炒め、ソースを作り、ほきにかけました。ナスはヨーロッパ野菜の「フィレンツェナス」を使用しています。フィレンツェナスは、クリームのようなとろみとうま味が出ます。ヨーロッパ野菜とは、海外で育ち、日本に輸入される野菜で、ヨーロッパでしか育たない野菜をさいたま市の農家の方が育てています。

 

9月4日

麦ご飯

えびと豆腐のチリソース

春雨サラダ

牛乳

 

【栄養教諭から】

日本人の食卓に欠かせない豆腐。栄養たっぷりで、色々な料理に使われています。豆腐は何から作られるか知っていますか?答えは「大豆」です。大豆を湯がいて絞った液を「豆乳」、その豆乳に、にがりという固めたものが「豆腐」です。豆腐には絹ごし豆腐と木綿豆腐の2種類がありますが、違いは何か知っていますか?食感や大豆のにおいを楽しみたい人は木綿豆腐、なめらかな食感を楽しみたい人は絹ごし豆腐がおすすめです。今日の給食では木綿豆腐を使っています。

 

9月5日

麦ご飯

吉野汁

さばのねぎ味噌焼き

おひたし

牛乳

 

【栄養教諭から】

「吉野汁」は、奈良県の吉野地方の郷土料理です。吉野地方では、「くず」という植物の根から「くず粉」を作っており、これを溶いて流し込んで、とろみをつけた汁です。郷土料理とは、各地域でとれる食材を使ったり、その土地ならではの調理方法で作った伝統的な料理のことです。

 

 

9月6日

岩槻ご飯

じゃがいものそぼろ煮

小松菜のツナ和え

牛乳

 

【栄養教諭から】

「そぼろ」とは、豚肉、鶏肉などを細かくした「挽肉」をほぐして、調味料を入れて汁気がなくなるまで炒めた料理です。魚やエビなどの身を細かくして炒めることもあります。今日の給食では、鶏ひき肉をしょうがと炒め、たまねぎ、にんじん、じゃがいもなどの野菜を入れ、かつおのだしや、砂糖、しょうゆ、みりんなどを入れ、甘く煮ています。ご飯に合います。

 

 

9月9日

麦ご飯

チキンカレー

ツナサラダ

ヨーグルトゼリー

 

【栄養教諭から】

学校で作るカレーライスは、「ルウ」を手作りしています。ルウは、バター、油、小麦粉、カレー粉を混ぜて給食室でじっくり焦げないように作っています。カレーライスで「ルウ」は欠かせません。安心・安全な給食をみなさんい食べてもらうために、手作りを心掛けています。ヨーグルトゼリーは、クラスに数個、違う顔が書いてあります。当たった人はラッキーですね★

 

9月10日

大豆入りひじきご飯

さわらのごま味噌かけ

なめたけ和え

牛乳

 

【栄養教諭から】

「なめたけ」とは、別の呼び方で「えのきたけ」とも言います。えのきたけをしょうゆで煮込んだものを「なめたけ」とも言います。今日の給食では、小松菜、キャベツ、もやしをゆでて冷たくし、えのきたけをしょうゆ、和風だしの素で煮て冷たくし、しょうゆで混ぜた和え物にしました。えのきたけは、苦手な人も多いかもしれませんが、疲れを回復してくれたり、お腹の掃除をしてくれる働きがあります。

 

9月11日

京風五目たぬきうどん

あげたこやき

海藻サラダ

 

【栄養教諭から】

~関西地方の郷土料理~

郷土料理とは、各地域でとれる食材を使ったり、その土地ならではの調理方法で作った伝統的な料理のことです。

<京風五目たぬきうどん>

「京風」と「関東風」の違いは何か知っていますか?「京風」は、昆布だしに、薄口しょうゆが入った透明な汁で、関西でなじみがあります。「関東風」は、かつおだしに、濃口しょうゆが入った黒っぽい汁です。関東地方で「たぬきうどん」をイメージしますが、京都では短冊に切った油揚げとねぎが乗ったあんかけのものを「たぬきうどん」と呼びます。今日は、具材を増やして京風五目たぬきうどんにアレンジしました。

<たこ焼き>

だしや、卵で溶いた小麦粉を流しいれ、ぶつ切りにした、たこを具にして丸く焼いた大阪府の郷土料理です。今日のたこ焼きは、小麦粉の代わりに米粉を使っているので、カリッと、もちっとしています。​​

 

9月12日

きんぴらご飯

きびなごのサクサク揚げ

卵入りわかめスープ

牛乳

 

【栄養教諭から】

「きんぴら」と言えば、細かく切ったごぼうや野菜を甘辛く炒め、唐辛子を入れた炒め煮ですが、なぜ、「きんぴら」と呼ばれるようになったのでしょうか?5月5日子どもの日に飾られる人形でおなじみの金太郎ですが、金太郎とは坂田金時という人物の小さい頃の呼び名で、その子どもが坂田金平と言います。坂田金平に勝てる者はいないというほど強く、金平は強い者の例えになりました。ごぼうは、根っこがsっかり生えていて丈夫なので、きんぴらごぼうという料理ができました。今日の給食では、ごぼう、にんじん、油揚げ、鶏肉などのご飯と混ぜて「きんぴらご飯」にしています。

 

9月13日

ココア揚げパン

豆腐のスープ煮

マカロニサラダ

牛乳

 

【栄養教諭から】

豆腐のスープ煮の中に入っている「とうがん」は、分厚い皮で覆われていますが、95%が水分で、みずみずしくて食べ応えがあります。冬の野菜だと思われがちですが、実は7月~9月に美味しい夏野菜です。皮が硬くて分厚いため、暗いところで置いておけば日持ちすることから、冬の瓜と書いて「冬瓜」と読みます。今日は30センチの大きな冬瓜を使いました。夏野菜なので体を冷やしてくれる働きがあります。まだまだ暑いですが、体調崩さないように元気で過ごしましょう。

 

9月17日

麦ごはん

さんまのかば焼き

月見団子汁

お月見ゼリー

牛乳

 

【栄養教諭から】

十五夜は、一年の中で一番きれいな真ん丸の満月が見えることです。毎年日にちが変わり、今年は9月17日です。日本では、おだんごやおもち、ススキ、さといもなどをお供えして、お月様を眺めることを「お月見」と言います。お供えとは「神様もどうぞお食べになってくださいね」というような意味です。もともとお月見は「中国」が関係していて、8月15日はさといもがたくさんとれる時期だったそう。たくさんのおいしい食べ物が食べられることへの「ありがとう」の気持ちと、これからもおいしい食べ物が食べられますようにという「願い」をこめてお供えするお月見が、日本にも伝えられました。

 

9月18日

麦ごはん

じゃがマーボー

ごまだれサラダ

巨峰

牛乳

 

【栄養教諭から】

「巨峰」とは、ぶどうの種類のひとつで、コクのある甘みが人気です。大きな粒で、迫力ある見栄えと人気から、「ぶどうの王様」と言われています。巨峰の美味しい時期は、8月~10月頃で、巨峰が採れる有名な場所1位は「長野県」です。巨峰は、目の疲れや体の疲れを回復してくれる働きがあります。

 

9月19日

きのこスパゲティ

芋と大豆の塩キャラメル

フレンチサラダ

牛乳

 

【栄養教諭から】

秋の美味しい味覚、きのこ。お店には色々なきのこが並んでいます。日本では、4000種類ものきのこがあると言われています。そのうち食べられるきのこは、わずか100種類ほどです。きのこは、木の根っこから生える種類が多いため、もともと「木の子」と言われています。今日の給食のスパゲティには、しいたけ、しめじ、まいたけを使っています。きのこは、おなかの調子を整えたり、かぜをひきにくくしてくれる働きがあります。今日のスパゲティに各クラス3枚のラッキーにんじんが入っています。当たった子はラッキーなことが起こるかも★

 

 

9月20日

うま煮丼

鶏肉のカレー揚げ

牛乳

 

【栄養教諭から】

梨は、8月~10月にかけて特に美味しい果物です。日本の梨の種類だけでも50種類以上あります。冷やしすぎると甘みが薄くなるため、食べる前の1時間ほど前に冷蔵庫で冷やして食べるのが美味しいです。日本では千葉県、茨城県、栃木県が梨の収穫が多いと言われています。今日の給食では埼玉県で採れた梨を使っています。

 

9月24日

岩槻ごはん

かつおのおろしソースかけ

豚汁

即席漬け

牛乳

 

【栄養教諭から】

かつおは、特に美味しい時期が2回あります。1度目は4月~5月にピークを迎える「初かつお」、2度目は8月~9月にかけてピークを迎える「戻りかつお」と言われています。かつおは、筋肉や皮膚、髪の毛など私たちの体を作る「たんぱく質」、貧血を予防してくれる「鉄」が豊富です。今日の給食では、かつおにでん粉をつけて油で揚げ、大根、しょうゆ、みりんでソースを作り、かつおにかけました。さっぱりしていて、ご飯に合います。

 

9月25日

タンメン(中華麺)

大豆のシャリシャリ揚げ

中華和え

牛乳

 

【栄養教諭から】

「タンメン」とは、炒めた野菜とスープを煮込み、茹でた麺にかける料理のことで、関東地方で広く食べられている料理の一つです。ラーメンとの違いは何かわかりますか?ラーメンは茹でた麺をスープに入れて最後に具材をトッピングします。今日の給食のタンメンは、豚肉を油、しょうが、しょうゆで炒めて、にんじん、だし、キャベツ、しいたけ、チンゲンサイ、ねぎ、調味料を入れて煮込み、でん粉でとろみをつけています。

 

9月26日

はちみつレモントースト

さつまいもとケールのシチュー

こんにゃくサラダ

牛乳

 

【栄養教諭から】

青汁の原料として知られている「ケール」は、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜です。ケールは、野菜の中でも長年地球上の様々な環境の変化に耐え抜いてきたことから、たくましく丈夫で、栄養豊富な野菜です。美肌や、風邪予防になるビタミンCがキャベツの2倍あります。また、骨や歯を丈夫にするカルシウムはキャベツの5倍です!!今日の給食では、季節の野菜「さつまいも」を使い、シチューにしました。

 

9月27日

栗ご飯

さつまいもの天ぷら

けんちん汁

牛乳

 

【栄養教諭から】

「けんちん汁」とは、大根やにんじんなどの野菜を油で炒めてから煮込む料理です。「豚汁」との違いは何かわかりますか?「豚汁」は、豚肉を使い、具材を煮込んで味噌で味付けをします。「けんちん汁」は、お肉を含まず、具材を炒めてから煮込み、醬油で味付けをします。今日の給食では、じゃがいも、大根、にんじん、ごぼう、ねぎ、豆腐、こんにゃくなどたくさんの具材が入っています。

 

9月30日

豚キムチ丼

変わり粉吹きいも

茎わかめのピリ辛和え

牛乳

 

【栄養教諭から】

今日は、豚キムチ丼、茎わかめのピリ辛和えに入っている「もやし」についてのお話です。もやしには3種類あります。豆の色が緑色で、日本でほとんどの生産を占める「緑豆もやし」、豆の色が黒色で、やや細目の「ブラックマッペもやし」、豆がついたままで食べられる「大豆もやし」があります。給食では、緑豆もやしを使っています。もやしは、豆が原料なので、たんぱく質が豊富に含まれています。また、おなかの調子を整える食物繊維や、かぜ予防をしてくれるビタミン類が豊富に含まれており、栄養満点です。

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